バイヤーのお姉さん

ジーンズショップで販売員していた頃、バイヤーのお姉さんはある意味怖い存在だった。彼女は太い体をヒラヒラしたスーツで包みアクセサリーをたくさん身につけてカツカツと歩いていた。そんな彼女が買い付ける洋服は子供服かと見紛う商品である。そのギャップが怖すぎる。当時社長もバイヤーをしていたが、彼が仕入れる商品はハマトラっぽいものが多かったように思う。子供服とハマトラとジーンズ。販売員泣かせの組み合わせである。ディスプレイのマネキンを前に何を着せたらいいのか10分も20分も迷うことは日常茶飯事だ。こんな商品を仕入れてきておいて売上を伸ばせと言われても、かなり難しい問題である。せめて定番商品を何点か常に置いてあるような店だったら良かったと思う。